頼れる弁護士の選び方

借金や離婚問題、近隣トラブルなどもめごとが起きた時、弁護士に依頼をされる方は年々増えてきています。自分にとって頼れる弁護士はどのようにして見つければいのでしょうか。
昨今は、インターネットでご希望のエリアや得意分野の弁護士を検索したり、またフリーダイヤルで法律事務所に電話することもできます。 無料相談等をうまく利用して相談内容に精通し、相性も合う弁護士を探しましょう。
知人の紹介や、電話で話した等だけですぐに契約をするのはお待ちください。
弁護士はお客さまの利益と権利を守り、大切な人生を預かることになる立場です。
安心して全てを任せられるか、あるいは自分の代理人を務めてもらって不大丈夫か、実際に弁護士と会って話をした後に決めてください。

無料相談を活用

初回の相談は時間が限られているため、できるだけスムーズに相談できるよう準備をしてください。 こみ上げる感情を抑え、事実関係をできるだけ客観的に弁護士に伝えるようにしてください。 できれば最初の１０分程度で「時系列の出来事メモ」と「証拠資料」を。そして「質問」はその後の対話の中で行ってください。

信頼できる弁護士かどうかの見極め

• 依頼者の話や疑問に対して、弁護士は真摯に聞いてくれるか？
• 費用のことなどをわかる範囲で丁寧に説明してくれるか？
• 示談や裁判が有利に進まない可能性もあるといった、都合の悪い話もしてくれるか？
• 相談内容が不得意の場合、わからない（経験が少ない）と正直に述べるか？さらには事務所や知り合いの弁護士から適当な人を推してくれるか？）

弁護士との会話中で、このようなポイントで、信頼できる弁護士かどうか見定めていくただきたいです。

こんな弁護士は要注意

• 依頼者がどのような解決を望むのか、交渉をするのか、裁判を起こすのか等の話し合いや説明が不十分
• 料金の説明が曖昧（合理的な料金提示をしない）
• 多額の預かり金・経費を請求
• ポジティブな話、依頼者に都合の良い話しかしない

そもそもトラブルは、双方に言い分があるから起こります。 法的紛争において、一方だけが１００％悪く、一方には全く落ち度がない、あるいは一方には何の言い分も成立しないという事態は滅多にありません。法廷で争った結果が必ずしも１００％どちらかの満足の行くものになるという保証はないのです。 「必ず勝てる」「絶対大丈夫」と楽観的な話しかしない弁護士には注意が必要です。

話しやすい人かどうか

弁護士の数の増加とともに、弁護士は「サービス業」だという意識改革が進んでいます。 相談・依頼する側は臆することなく不明点は聞いてください。 もちろん夜中の電話や、長文のメールを頻繁に送るのは控えるなど社会規範は守ってください。
そして弁護士には嘘をつかないことも大切です。法廷で争うことになった場合、依頼者の嘘がこちらの不利になることがあります。 弁護士は、話し合いや裁判を共に寄り添って闘っていくパートナーです。 安心して弁護士に携わっていただくためにも、「言いたくないこと」「都合の悪いこと」も包み隠さずに弁護にはお話しください。

以上のことから、弁護士を選ぶポイントは「話しやすいかどうか」になるように思えます。