債権回収とは
債権回収というと、金融屋さんによる取立てのようなものをイメージしがちです。
しかしながら、債権回収は、正常な経済活動には不可欠なものであり、法的に認められた重要な権利行使です(例えば、貸金返還請求や売買代金請求、請負代金請求など言い方は様々です。)。
もちろん、何千万円とか、何億円、という債権を回収しない企業様はないと思います。
しかし、数万円から数十万円単位の掛け取引だと、毎日毎日督促している暇はなく、なんとなく放置状態になりがちです。
または、請求書を数度送っても何の返答もない場合や、のらりくらりと返済の先延ばしを求められることはよくあります。
御社の経営状態が良好であれば問題はありません。
しかし、現金決済を基本としている会社様などの場合、他社様からの入金がないことで自社の資金繰りが芳しくない状態になったりもします。
こればかりではありません。
少額だから・・・、業務が忙しく債権回収まで手が回らない・・・といって、債権回収を放置してしますと、経営状態の悪化だけではなく、社内の不正の温床になったり、同業者から「あそこは支払わなくても文句を言われないから、後回しでいいや」と軽視されたり、はたまた税務上の問題が発生したりします(発生主義のため、通常、売り上げが発生した時点で課税の対象となってしまいます。)。
このように、債権回収は、様々な面で問題やリスクが生じかねません。
適切な方法・タイミングでしっかりと債権回収を行いましょう。
以下のページでは、弁護士が債権回収の方法などについて詳しく解説をします。